N大をクビになった話

K大大学院でハラスメントを受けて、通学することができなくなってしまったためにN大の研究室に通うことになりました。

 

K大(今はなき)V研のM先生のご厚意で紹介していただいた研究室であり、私の夫が助教として働いていた研究室でした。大変評判のいいY先生という教授のもと実験を始めたのですが、ハラスメントの影響で、怖くてピペット握ることすら難しい状況でした。実験室にいることも難しかったです。プラスミドという単語を聞くだけで蕁麻疹出そうでした。

 

そんな中、Y先生が関わるN大のKKKKという部署でバイトとしてでいいので翻訳業務から始めて、バイオセーフティに関する仕事をしてみないかという話があり、お給料も出るし英語好きだしやったろ、と思ってバイトを始めました。院生とバイトの二足のわらじでした。

今考えるとADHDとアスペ持ちの私にはしんどい状況だったかもしれません。

 

KKKKの人たちはみんないい人(に見えて)で、当初はとても過ごしやすかったです。でも、なんだか日に日に、いろんな嫌な面が見えてくるものです。総務課の教授F先生が陰湿に仲間外れにされていたり、なんだか人間関係怪しそうだぞ、と思うようになりました。

余談ですがフィーリングが合ったこともあって、私はF先生と仲が良くなりました。これがまた後にややこしい問題になってしまいます。

 

なんだかんだで数年間働いてますが、私の仕事はいつまでたっても翻訳業務のみ。その他の打ち合わせには私だけ呼ばれず、会議の資料も私のぶんだけ用意されていませんでした。上司や先輩の出張の日も知らされませんでした。あれーー、なんだろうこれと思うようになり、N先生という上司に相談するようになりました。まあでもどうにも変わりませんでした。悲しかったです。

 

ずっと役に立っているのかわからないまま、必要なのかもわからない英語の文献を全訳する仕事ばかりでした。私の訳した文章なんて誰も読んでいませんでした。意味不明でした。

 

Y先生にはお気に入りの事務員の女性が数人いて、甘える様子を度々目にせねばならず気持ち悪かったです。ただの巨乳好きです。また、彼は愚痴り体質で、本人以外のほぼ全員に愚痴りまくるという人でした。本人に注意することは滅多にありません。ただ別の人に愚痴るだけ。私のいる前で、私の夫の悪口を事務員に愚痴るような人です。そういうこともありY先生にも不信感を募らせていきました。

 

そんな中、今年の1月くらいに全員面談がありました。

N先生、Y先生、総務の課長が小部屋に待っていました。

そこでY先生から「翻訳業務は今年度中に要らなくなるから、やまださんも要らない。契約は今年度までです。」と言われ、クビになってしまいました。

クビだと言われてから「で、やまださんはどうしたいの。」と聞かれました。びっくりして「いや、これからバイオセーフティ頑張っていこうと思ってたんですけど。」と言ったらY先生と課長に鼻で笑われました。

 

今はたまに思い出してクソがと思うくらいだけど、その時はまじで死ねと思いました。私のかっこ悪さも含めて。本当に死ねと思いました。

 

でも、こうやって今文章にしていると、私がクビになる雰囲気はバシバシあったと思います。それに気づけなかった私ってどんだけバカなんだろうと思うほどです。そして、自分からやめると言い出していた場合のY先生の反応が怖くて、今はむしろクビになって良かったなと思えるくらいです。

 

薬局薬剤師になることを決めて就活を始めた今、薬剤師になんかならんぞ!私は研究で食ってくんや!なーんつって張り切ってたかつての私をグーで思いっきりぶん殴ってやりたいです。大学教員として喜んで働いてる夫には悪いけど、私にとって大学なんてクソの巣窟です。N大もK大も、クソにまみれて見えます。

でもまあいいや。これから薬剤師頑張るぞ、と思える今はとても精神的に安定している証拠なんだと思います。